雨にも素敵な理由がある

アニメ「キングダム」13話の感想です。深夜リアルタイムで観ております。

いやぁ個人的になかなかの神回でした…！
作画も、ちょっとどうしちゃったのってくらい良い気がします。一期とかに比べると。

今回は勝ち戦の後、味方による罪なき人民への残虐行為を見せつけられるという重い展開。
放送が深夜帯に移動したこともあってか、やりきれない気持ちになるキツい内容です。
しかしブレずに現実に立ち向かう、我らが主人公・信の姿！
これは熱い回でした…！かなり高ぶらせてもらいました…！
＜以下感想＞

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◆「お前の首など眼中にない」
こっ…これは…！！賁様と言わざるを得ません！
この若さで達人の域の槍術、ほとんどの者が気付かなかった数手先を読む知略。
しょっぱなから王賁なりの、ハイレベルな戦いを見せてくれます！！
これは…信、すっげぇライバルが現れたぞ…！！


◆王賁「開門！！」→蒙恬「ヒャッホーイ！」
ちょっ…蒙恬！！
これほどハイテンションで突入してくるとは思わなかったわァァァ！！
見事なまでの手柄横取り(^_^;)
そして皆があっけにとられてるうちに、素早く城を陥落させてしまいます。


ここまで同世代の秦の三百人将に圧倒的実力を見せつけられ、我らが主人公勢は…

◆ぐぬぬ…な飛信隊
当然ですよね…。
こんだけ輝かしい若き才能を見せられて、へこまないわけがないという。
もちろん信だって天賦の才を持ってますが、それにしたって今回は騎馬隊と歩兵…歩が悪すぎる。
階段の上の蒙恬と王賁がえらく遠く感じます…


◆栄光の影にある蹂躙…「これが現実なんです！」
不吉な黒煙と悲鳴。戦火の中へ飛び込む飛信隊。

純粋に熱いバトル漫画として描かれてきたキングダム。
ここにきて今まであえて触れられなかったであろう現実が突き付けられます。
味方である秦軍が、罪もない弱き人民を蹂躙する姿…
それは自らも戦災孤児である信には、耐えがたい光景だったはずです。

三百将として上に立つ立場となった信には、戦争の影にある現実は関係のないものとは言えなくなりました。
綺麗な面だけでなく、こういった目を背けたい真実を描くことで、キングダムの物語はさらに深みと重みを増します。


◆「まるで放たれた飛矢のように真っすぐ」
漫画でこの辺を読んだ時は、どうする事も出来ない現実に、こちらもどう受け止めればいいのか少し混乱していました。
そこで真正面から立ち向かい、今までと変わらぬ信の姿に台詞に、心からホッとして勇気づけられたものです。
やっぱり信は間違ってない。ブレない我らが主人公の姿…！

千人将を切っても事態は変わらないと分かった上で、それでも剣を振るった信。
「俺は好きになったな　飛信隊の信という男が」
武功では劣ってしまった信ですが、ここが結果的に蒙恬・王賁との結びつきのきっかけとなったであろうことに今更気付きました。

それにしても王賁の活躍時の解説役から、無茶した信のために手まわしまで。
１２話１３話と蒙恬による幅広いサポートっぷりが素晴らしい。
調子いいだけでなく、いろいろと要領のいい人物である事が窺えます。


◆夜の城内を駆ける羌瘣
幼い姉妹にまで及ぼうとしていた、懲りない秦軍の蹂躙の手。
すんでの所で羌瘣は二人を守ることができました。

羌瘣優しいぃぃぃぃ(:_;)目頭が熱くなってしまいました。

姉妹に象姉と自分の姿を重ねていたのだろうな、と思うと感慨深いシーンです。
かつて漫画では「皆殺しにしたくなる」とか危険な事を言ってたのを思い返すと、彼女も飛信隊の一員として暮らす中で、他人に対する優しさ思いやりはさらに強くなったのだろうと思います。

そんで信の投獄された牢に行きつく羌瘣。
なんていうか…この羌瘣の一連のシーン、強いわ可愛いわよく動くわ。
非常においしいシーンでした。
今回作画良かったと思うのでもう、スタッフさんありがとうでした…(´∀｀*)


最後に廉頗さんをチラ見せ。いよいよ動き出したな山陽攻略戦…！

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ついでにちょっと宣伝すると、『「キングダム」に血沸き肉躍る貴方に100の質問』に答え終わりましたので、記事にしてアップしました。

大体アニメ一期までの内容でまとめているので、お暇な方は読んでいただけると嬉しいです。
お借りした質問へのリンクも貼ってありますので、キングダムお好きな方はご自分なりの答えを考えるのも楽しいかと思います(^^)

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