雨にも素敵な理由がある

2015年6月E3にて、PS3「ニーアレプリカント」の続編の開発が発表されました！
伝説の鬱ゲー「ドラッグオンドラグーン」を生み出したヨコオワールドから、意表を突いて誕生した正統派RPG「ニーア」
自分もその続編を待ち望んでいたファンの一人です。本当におめでとう…！
『NieR New Project』公式サイト

しかも「ベヨネッタ」等アクションゲームで有名な会社、プラチナゲームズとの開発とは目を疑うほど驚きました…！
前作の弱点グラフィックとアクション面の作り込みの甘さが、きっと改善されるはず。
DOD、ニーアの生みの親ヨコオ氏や、ニーアを彩る数々の名曲を作り上げた岡部さんら名スタッフさんとのタッグ…期待せざるを得ません…！


ティザーサイト、トレーラーで確認できるBGMは、あのニーア屈指の名曲「イニシエノウタ」のピアノアレンジ…！
この切ないメロディは、『一人のために全てを滅ぼす』悲痛ながらも美しい「ニーア」の世界観そのもの…
（DOD3公式サイトでも『尽きる』のピアノアレンジが流れていたのを思い出します…）

ドラッグオンドラグーンの衝撃のEエンディング（通称・新宿エンド）からの未来を舞台とし、近代文明の跡がかすかに残る退廃的なニーアの世界。
公開されたニーア新作のアートワークでは、廃都市群、廃遊園地のような、「ニーアレプリカント」よりもさらに文明の跡を感じさせる廃墟が見られます。今作はどんな「ニーア」になるのでしょう…！


またDOD3の頃のように、逐一記事を書く可能性が出てきた…ｗｗ

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※電撃ONLINEからの情報を読みつつ書いてます

★あえて「ニーア２」とはしない、前作より未来の物語。

そもそも「ニーア」というタイトルは前作主人公の名前です。（自由に変更できますが）
冒険のきっかけとなる少女ヨナとの間柄は、PS3「ニーアレプリカント」では兄、XBOX360「ニーアゲシュタルト」では父。
（主人公の容姿、発売ハード、XBOX版では日本語音声が無いことを除けばストーリーは同じです）

ニーア前作は、そのヨナを救うためにニーアが奮闘し、そしてABCD、4種類のエンディングにたどり着きます。
そのDエンドからの未来にあたるのが、今回の新作の物語とのこと。

終盤に明かされますが「ニーア」という人物は、その世界の構造上でも大きな意味を持つ存在でした。だからこそこのシリーズは「ニーア」という名前を冠していくことになるのかもしれません。

しかし、そのタイトルにはナンバリングを付けず、前作を遊んでいない人でも楽しめる、直接つながりのないストーリーとなっているそうです。どちらから遊んでもいい、そして両方遊ぶと少し接点が分かる…そんな作りだと個人的には嬉しいです。

ニーア前作で明かされた「レプリカント・システム」という世界の構造は、その後崩壊していくであろうことが示唆されていました。新作がどの程度未来の話になるのか不明ですが、あの救いのない世界は緩やかに崩壊に向かっているのでしょうか…。
「風の谷のナウシカ」などでも当てはまりますが人類の文明の黄昏時というのは、心惹かれる儚さのある時代設定です。


★プレイヤーキャラは複数。メインは女の子！？

トレーラーで確認できた、メインと思われる主人公は少女でした。
髪と瞳の色、黒を基調とした服装など前作主人公のニーアや、その妹ヨナを思い起こさせます。
しかし、戦う女性が主人公というのは、ドラッグオンドラグーン３にも重なります。

操作するのが男性か女性か、これによって感情移入の仕方も、心境の見せ方も大きく変わるもの。ニーア前作では主人公が男性だったからこそ、か弱い妹を救いたい、守りたいという気持ちに自然になれました。そしてカイネの不器用な恋愛感情への感情移入も、欠かせない要素の一つでした。
ニーア続編主人公の少女は、どんな戦う理由を見せてくれるのでしょう。


ニーア新作もこれまでのDODシリーズ、ニーアと同じく、マルチエンディングである可能性が高いはず。周回プレイに応じて変更するなど、プレイアブルキャラは複数あるそうです。
各キャラごとのエンディングが楽しめたりするのかも…？

前作ニーアでは、2週目以降ヒロインのカイネに憑いている「テュラン」というマモノの声が聞こえるようになる、という演出がありました。
これが素晴らしい演出で、1週目のエンディングで「えっ！どういう事！？」となったプレイヤーに新たな視点で物語を見せ、2週目では全く違った感慨を持ってエンディングを迎えることができます。物語の残酷さを再確認させられた上で、それでも同じ選択をせざるを得ない。選択の重さが生きてきて、それでこそ2回目の物語が新鮮で心に沁みるのです。

DODでも恒例だった「別の視点からの物語」、今作でも楽しめるのでしょうか…！


★またDOD3のような、ファンの度肝を抜く作品になったらどうしよう

自分はドラッグオンドラグーンが好きです。ゲームシステムというより、醜くもどこか共感できる人間の狂気に心惹かれます。
そして、フリアエの禁断の恋愛感情など、生々しく後ろ暗い設定にとても憂鬱になり、気が付けばDODの世界にすっかり引き込まれていました。
世界観が薄暗いからこそ、カイムとアンヘルの種を越えた愛など、微かに見える光がこれ以上なく美しいのです。

薄暗さと憂鬱感が好きなんです。鬱ゲーと聞いたからDODやワンダをやったと言っても過言ではない。

そういうわけで、DOD3の主に登場人物の設定に関するアレな情報がどんどん出てきても、「きっと本編では思わず唸るような重さがあるに違いない」と発売前はそれは期待していました。
ニーアでもカイネの両性具有など設定はちょっとビックリですが、ストーリーは大変感情移入出来る深いものでしたし。

ところがどっこい、DOD3はやってみるとギャグ色が思ったより強く、いわゆる「バカゲー」でした。うーん思ったのと違う！
というわけでこのブログでも、発売前は公式サイトの小説の感想など逐一書いてたものの、発売後はすっかり静かになってしまいました…ｗｗ


性的な設定が嫌なわけでは決してなく、むしろ女性が多くいる以上そういった生々しさも楽しみの一つだと思っていました。
ウタヒメたちのデザインは今でも全員とても好みだったりします。
それだけに、うーん、なんだか気持ちが萎えてしまって残念…。

とはいえ今回のニーア新作の報道、これを聞いてまた気持ちが上がって来ましたので、DOD2、DOD3もこの機会にちゃんとやりたいな…と思ったりして。

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