雨にも素敵な理由がある

アニメ「キングダム」10話の感想です。

前回で感動必死の紫夏さん編が終わってしまいましたが、
今度は休むまもなく恐怖の太后様編です(^_^;)

例の強烈だった呂不韋との密会がどうなるのか心配でしたが、アニメではあっさりとした間接的な描写でした。
しかし、大人でムーディーな雰囲気を漂わせつつ、台詞や空気感で太后様の毒々しい危険な雰囲気は出ていたと思います。
アニメとしては正解な描かれ方だったのでは。

さて、4話ぶりに登場した主人公！
いつものキングダムらしくなってきました。
<以下、順を追って感想>

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■｢へへっ…こいつは壮観だぜ！｣
久々の信＆飛信隊！！
先週までの政＆紫夏さん編を夢中で見過ぎて、主人公の存在忘れそうでした。
今回の信は上の台詞の所とか男前で良かったです。
二期での各キャラデザインは、原作にも近くなって好きです。

■蒙驁将軍｢フォッフォッフォ｣
サンタクロースっぽい！
このおじいさん、癒されるので好きです(^^*)
個性強くて荒っぽい将軍達の中で、この穏やかな雰囲気。。

■王賁がやっぱりヤな奴
お付きのじいさんのあからさまなクソジジイ感に加え、
王賁もあいかわらずズバズバと神経逆なですることばっか・・・！！

今はやなやつだけど、戦場で蒙恬加えて三人揃うと、
秦国のこれからを担う若者達って感じでグッと印象が良くなります。
やっぱ信とはぶつかり合って高め合う、良きライバルですね。

■月を見上げる向ちゃん
｢苦しみのどん底で見上げる月は…｣
紫夏さんが幼い政に語った月のお話を、向ちゃんが思いだしている…！

こういうとこでも前回から続く、｢人との繋がり｣というものを再認識しました。。
暗闇を怖がるような年相応の女の子が、異国の商人の言葉に勇気づけられる。
政と紫夏さんと向ちゃん、すでに月を通じて繋がってるんですね。

■怪しすぎる…！呂不韋と太后様
アイキャッチも太后様でしたが…。

太后様、落ち着いた声色で女性らしく喋っていると思ったら。
｢一切何も感じなかった｣｢知ったことじゃないねぇ｣
急に暗く、背筋の凍るような刺々しい口調に。猛毒すぎる…！！

向ちゃん、陽ちゃんのしおらしい女の子達の可愛らしさ。
それに反する、かつて絶望を見た女の本質。
この対比が恐ろしすぎる…！

太后様も昔は普通の女性だったのが、地獄を経てこうも豹変する…
彼女も被害者ではありますが、この女性特有の内面に秘める闇の恐ろしさには心底震えました。

屋外で風が吹き抜ける中、というのが生々しくなくてあっさりしてて良かったです。

そして、｢邯鄲の宝石｣の回想シーン。
ちゃんと今の面影がありつつ、きらびやかでとても可愛らしく見えました。
それだけに今の毒蛇のような太后様との対比がヒドいんですがorz

■向ちゃん、刺される
太后様と呂不韋の密会の描写が変わってたので、ここはどう描くんだろうと思っていたら。
向ちゃん、がっつり刺されました(ToT)
明らか深いこの刺し傷。

しかし、大王様に伝えたい一心で、とっさに刃の血を拭う所。
健気だ…！そしてなんて意思の強さ！

元気な陽ちゃんに押されて気弱そうに見えますが、実はすごく芯の強い向ちゃん。
そういうところに大王様も、信頼を寄せて心を許すんでしょうね。

そして、扉開けたら血まみれの親友が倒れてるって状況。
なんか既視感があると思ったら、1巻の信と漂でした。

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今回は全く別のベクトルでの女性の力強さが見られた回でした。
向ちゃんのその後の状態を見ないと安心できないじゃないか…ッ！！

なお、来週の感想は月曜以降のアップになると思います。

【今までの感想は下に】

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