雨にも素敵な理由がある

以前読んで面白かったので買ってきた浦沢直樹先生の「PLUTO」（プルートゥ）

実は浦沢直樹先生の漫画、まだこれしか読んでない
「20世紀少年」も読んでみたいなぁ


さてこの「PLUTO」、まず原作が手塚治虫先生なのが驚き。

「火の鳥」でも未来が舞台の話では必ず出てきた、高度に発達した人工知能を持つロボット達。

ただ、ロボットは進化し人間に近づき過ぎるとどうなるか…。SF作品には欠かせない重いテーマだ。

「PLUTO」は、ロボットにも人権が認められ、人間と同じように暮らす未来が舞台になっている。

そして誰もが知っているアトム君も登場する。


子供の姿をした彼は、ことさらロボットと人間の境界とは何か、読み手を複雑な心境にさせる。

かたつむりに興味を持ったり、子供に人気のおもちゃを羨ましがったり。

かと思うと残酷な殺人現場を冷静に分析していたり。

アトムといえば想像するあの容姿でなく、普通の人間の子供として描かれているのも興味深い。


アトムに限らず、ロボット達が持つ人間をはるかに凌駕する能力。

その上もしも彼らが人間と同等の、あるいはそれ以上の複雑な”心”を持っていたとしたら・・・


「人を殺さない」
そう作られたはずのロボットと人間達との関係はどう変わるのか。


とか何とか難しいことを言いつつ、ゲジヒトさんかっこいいっす(^_^



シリアスな話だけど、不快なシーンは無いし、ストーリーもわかりやすい。全部で８巻と程よい長さなので読みやすい。

１回読んだけど忘れてるので、続きを読むのが楽しみだ。



あ、３巻のGGGGGGGだけ不快かも！
３巻は顔に近づけ過ぎないようにしよう。

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