雨にも素敵な理由がある

ドラッグオンドラグーン３の発売前にと、慌ててプレイしたPS3「rain」の感想の続きです。
今回はChapter3～Chapter5まで進みました。

雨が降り続く街を1人彷徨う少年。
陰鬱としながらもどこか雨音が心地よく、青く染まる町並みも美しいものです。

廃工場のようなステージ。ICOを思い出します…

少年にとってこの世界から抜け出すただ一つの手がかり『透明な少女』
怪物に見つからないようにしながら少女を追いかけて進んでいく、というのがゲームの流れです。

攻撃されたら一発死、というシビアさはありますが、親切設計のおかげでつまずかず進めています。

rainというだけあって、雨の表現はやはりとても綺麗です。心が洗われるよう。
ピアノのBGMもよく合っていて、様々な表情を見せる町並みを眺めているだけで癒されます(*´∀｀)

熱くなって何度もプレイするようなゲームではありませんが、1人で静かに小説を読むように、世界観を楽しむゲームだと思います。
ICOには及びませんが、こんなゲームをやってみたかったのよ～てな感じです。

Chapter4からはようやく少年と少女が出会い、一緒に行動することになります。
あとちょっとで出会えそう！ってところで会えない場面が続きましたから、やっと会えた～と一息。

お互いに頼れる存在、守りたい存在が側にいるだけで、一人ぼっちの頃とは違う気持ちが生まれてきます。
迷子の不安感は消えないものの、心強くもあり、ちょっと強がってみたくもなり。


この少女はICOのヨルダに比べると幾分活発なようです。
結構高いとこからも平気で飛び降りるし、少年よりも先に進むことも多い。
屋根の下からなかなか出られないへっぴり腰な主人公ですまんね(^_^;)

何より彼女は少年にとって唯一の手がかりですから、彼女が目指す場所まで2人で協力して進んでいきます。
怪物の目をかいくぐるため、物を動かしたりわざと音を立てたり。
パズル的要素もなかなか重要です。
自分だけでなく、少女の身も守らなくてはならなくなり、その分ヒヤヒヤする場面も増えてきました。

大きな川に到着。進めると確実に景色が変わっていくのも面白いところですね。


少女の目指す家に行くため、下水道の中へ。
ちょくちょく使うことになる『肩車』（見えにくいけど肩車してます）
少女に導かれながらも、こうして時折こちらがリードできるのも嬉しい。
やっぱり女の子の前ではちょっといいカッコしたいですよね。


なんだかおどろおどろしい音楽で、下水道の中は少し不気味。
降り続いていた雨がなく、静かなのも不安を感じます。
壁に意味深な落書きを発見『NIGHT　AND　CHILDREN』

物語の終盤に向けて、どんな結末が待っているのか、先の見えない不安感。
もう後半に入ってるんだろうな～という感じはするのですが。

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