2014年03月12日
アニメ「逆境無頼カイジ」感想 来たれ星のもとへ!!
前回に引き続き、自己満記事です。
アニメ「逆境無頼カイジ」(一期)を観たのでその感想です。
逆境無頼でギャンブラーと読ませるって…まじ?
個人的な総評 (低E~S、SS…高で評価)
OP 音楽A 映像B
本編 B
作画 A
BGM A
声優 A
ED B
漫画での「賭博黙示録カイジ」13巻分がアニメ一期になっています。
アニメ版ではスタイル抜群になっているカイジ。
顎やら目やら尖り具合も上がっています。
漫画版はもうちょっと等身が低くて可愛げがあります。
アニメ「逆境無頼カイジ」(一期)を観たのでその感想です。
逆境無頼でギャンブラーと読ませるって…まじ?
個人的な総評 (低E~S、SS…高で評価)
OP 音楽A 映像B
本編 B
作画 A
BGM A
声優 A
ED B
漫画での「賭博黙示録カイジ」13巻分がアニメ一期になっています。
アニメ版ではスタイル抜群になっているカイジ。
顎やら目やら尖り具合も上がっています。
漫画版はもうちょっと等身が低くて可愛げがあります。
主人公・カイジの魅力は本質がどうしようもないクズだけど、
追い詰められた時、ここぞという命を張る場面で覚醒する所ですね。
定職につかず、ショボいギャンブル三昧。他人の車にイタズラしてストレス発散。
バイト先のコンビニではうまく馴染めない…。
そんな現代の若者らしい(かなりタチ悪い方ですけど)自堕落な人間臭さと、
人並み外れた度胸とギャンブルの才能の覚醒、その振り幅の大きさが良い。
そしてBGMがカッコイイのもいいです。聞いてて高揚します。
いいアニメはBGMも良い。
緊迫感、焦燥感を煽る曲も雰囲気によく合っていて、ギャンブルを引き立てます。
そして驚いたのが、カイジもアカギも、俳優の萩原聖人さんが声優をしていること。
しかもカイジでは、OPの「未来は僕等の手の中」も萩原聖人さんが歌っています。
ブルーハーツのカバー曲だそうです。がむしゃらな感じがよく出ててぴったりだと思います。
<希望の船エスポワール・限定ジャンケン>
実写映画ではここまで描かれなかったので、こんなに長かったのか…と驚き。
初っ端に船井に見事にカモにされ、★もカードも失うカイジ。
これもうイカンやろ…という大失敗を必ずするのがカイジの特徴ですね。
とめどなく溢れる涙…悔いと言うにはあまりにも重い、身を切るような悔い…!
しかしこれが、策略を巡らし勝利を掴む、カイジの持つ底力の最初の目覚めだったのでしょう。
転んでも転んでも起き上がる…。
とことん不運続きの彼ですが、最後まであきらめない姿には、胸が熱くなります。。
まるまる二話全裸で過ごしちゃう主人公。
命にも等しい★を仲間に譲り、命運を他人に預けるカイジ。
自己犠牲、という聞こえのいい、ヒロイックな言葉。
しかし、このアニメに限ってはそんな他人への優しさ、情けは利用されるのみ…!
安藤の裏切り。こいつ…クズの中のクズだっ…!
身ぐるみも剥され、なすすべのないカイジ。大人しく帝愛による制裁を受けるしかないのか…
ここでもう絶望以外の何物でもなかったんですが…
諦めないカイジは最後のあがき。生還への切符を力づくで奪い取りました。
しかし、大の大人2~3人はねのけるカイジ、身体能力高いな…
「うんざりだっ…!反吐が出る…!!」
醜く、あさましく金を争う、人間の本性にとことん嫌気がさしたカイジ。
ここの叫びは心から吐き捨てるようで、良かったと思います。
いかにもな声優っぽい声でないところが、普通の若者って感じがしてカイジらしさが出てると思います。
10話 コンビニでバイトするカイジ
「俺はここの連中のようにうまく取り入ることが出来ない…気がつけば変人扱い」
とこっとん不器用なんですね…なんか見てて他人事と思えないんですが
あれだけの度胸と才気を持ちながら、人に媚びたり、円滑な人間関係を築くことは苦手。
その触れれば噛みつく野良犬のような荒々しさこそが、ギャンブルでは輝きを見せるのかもしれませんが。
佐原くんは良い人っぽいですが、かなり抜け目がない人ですね。
その辺の若者よりはよっぽど肝が据わってます。
<人間競馬、鉄骨渡り>
「俺は押さないっ…押さないんだっ…!」
『仕方がない』という言い訳で、他人を蹴落とすことを正当化する参加者達。
しかしそれに真っ向から抗うカイジ。
甘いというか、綺麗事というか…だがその人間としての誇りや維持を見せたことが、彼の心の強さを表しています。
裏切られても、利用されても、それでも人を信じたい・信じようとする…それこそがカイジの勇気。
「臆病で泣き虫の石田のオッサンが…黙って落ちた…!俺を動揺させないために…!」
ここは本当に良いシーンだと思います…。
最後の最後に意地を見せた石田さん。どんな気持ちで落ちてったんだろう。。
恐怖に屈しなかった、誰かのためを思って死んでいけた。。その優しさと強さに胸を打たれます。
カイジが受け取ったものは、たんなる1000万の小切手だけではありません。
「絶対渡る…!!」
ここからの繋がりは熱かったです…!
しかしあの鉄骨、実は下にネットが張ってあって皆生きてたらいいのに…。
<究極の心理戦、Eカード>
出た…!!『Eカード』!!
利根川さんとの直接対決ですね。裏の裏の裏を読む、疑って疑って疑って…
耳を賭けるってのもまさしく狂気。
後が無くなり、恐怖に飲まれたかに思えたカイジでしたが、実はここからが本当の始まり、覚醒…!
狂気の18ミリ張り…!!
どう考えても勝ち目のなかった勝負に、最後の最後での大どんでん返し。
これだから面白い…!逆境無頼の名はダテじゃないですね。
しかし〇を落とすとは、カイジもだいぶ狂気じみてきました…
「蛇でいてくれて…ありがとう…!」
最終的には心理戦という見地でも、利根川の上を行ったカイジ。
追い詰められるほど覚醒する、成長する、博徒としての才気…!
カイジって実は典型的落ちこぼれ覚醒系ですよね。ジャンプにありがちの。
だけどその普段のクズっぷりがリアルに洒落にならないのが持ち味です。
焼き土下座も初めて見た時はそりゃもう衝撃的でした。その発想が…!
自力でやり切った利根川さん、かっこいいっす…!
<ティッシュ箱くじびき>
scattiのティッシュがとんだ伏線でした。
行けるとこまで行ってしまう、歯止めのきかなくなった狂気のギャンブルの夜…
「引きたくなくても引いてしまうのだ…」
二回目の会長のクジ…
まさか当たりが出るわけが…そんなまさか…
出ちゃった。えええええええΣ(゚Д゚)!!!
恐 怖 の 指 切 り !!!これには驚愕!!
まさか主人公が敗北を喫して終るとは…!!
それも耳と指四本を失うという、取り返しのつかない痛手…!
「胸を張れっ…!手痛く負けた時ほど胸を…!!」
すぐ涙が溢れるカイジですが、負けを潔く認めるのは非常に男らしい。
会長が勝ったのも、理由を聞けばそりゃ納得…。
カイジの仕込みのクジは最初からバレていて、当たりクジには印をつけてあった。
弄した策は全て読まれ、打つ手は会長が遥か上…
勝つべくして勝っている。しかしその勝つ方法を、いついかなる場合でも瞬時に直感か、見つけてしまうのがこの男の強さ。
悔しいけど負けは認めざるを得ない…
しかし、一回目で当たりクジを引けたのに引かなかった、カイジにチャンスを与えたことを考えると…
会長なりにカイジを認め、譲歩してくれたといえる。
「あろうことか俺は…神に祈ってしまった…!」
そのチャンスを生かせなかったことを思うと、やはり及ばなかったとしか。。
カイジがこの男にリベンジ出来る日は来るのだろうか…
☆カイジはクズが覚醒する痛快さが面白い
弱い立場の人間がそれでも足掻くところに、心が震え、勇気をもらえる気さえします。
決してギャンブルを肯定するわけではないですが、命を張る本物の勝負という意味で、ギャンブルはもっともシンプルで原始的な勝負とも言える気がします。
現代の人間が無条件で回避できるようになっている『命がけの勝負』
そこで極限まで研ぎ澄まされる人間の感覚、非現実的スリルを追体験できるのが面白いです。
兵藤会長が言っていたように「ギャンブルなしでは生きられない」ようになったカイジに対し、
アカギは「ギャンブルの中でのみ生きていられる」異質な存在。
共にギャンブルを描いていても、そこに決定的な違いがあるので全く別の面白さです。
【感想記事】
追い詰められた時、ここぞという命を張る場面で覚醒する所ですね。
定職につかず、ショボいギャンブル三昧。他人の車にイタズラしてストレス発散。
バイト先のコンビニではうまく馴染めない…。
そんな現代の若者らしい(かなりタチ悪い方ですけど)自堕落な人間臭さと、
人並み外れた度胸とギャンブルの才能の覚醒、その振り幅の大きさが良い。
そしてBGMがカッコイイのもいいです。聞いてて高揚します。
いいアニメはBGMも良い。
緊迫感、焦燥感を煽る曲も雰囲気によく合っていて、ギャンブルを引き立てます。
そして驚いたのが、カイジもアカギも、俳優の萩原聖人さんが声優をしていること。
しかもカイジでは、OPの「未来は僕等の手の中」も萩原聖人さんが歌っています。
ブルーハーツのカバー曲だそうです。がむしゃらな感じがよく出ててぴったりだと思います。
<希望の船エスポワール・限定ジャンケン>
実写映画ではここまで描かれなかったので、こんなに長かったのか…と驚き。
初っ端に船井に見事にカモにされ、★もカードも失うカイジ。
これもうイカンやろ…という大失敗を必ずするのがカイジの特徴ですね。
とめどなく溢れる涙…悔いと言うにはあまりにも重い、身を切るような悔い…!
しかしこれが、策略を巡らし勝利を掴む、カイジの持つ底力の最初の目覚めだったのでしょう。
転んでも転んでも起き上がる…。
とことん不運続きの彼ですが、最後まであきらめない姿には、胸が熱くなります。。
まるまる二話全裸で過ごしちゃう主人公。
命にも等しい★を仲間に譲り、命運を他人に預けるカイジ。
自己犠牲、という聞こえのいい、ヒロイックな言葉。
しかし、このアニメに限ってはそんな他人への優しさ、情けは利用されるのみ…!
安藤の裏切り。こいつ…クズの中のクズだっ…!
身ぐるみも剥され、なすすべのないカイジ。大人しく帝愛による制裁を受けるしかないのか…
ここでもう絶望以外の何物でもなかったんですが…
諦めないカイジは最後のあがき。生還への切符を力づくで奪い取りました。
しかし、大の大人2~3人はねのけるカイジ、身体能力高いな…
「うんざりだっ…!反吐が出る…!!」
醜く、あさましく金を争う、人間の本性にとことん嫌気がさしたカイジ。
ここの叫びは心から吐き捨てるようで、良かったと思います。
いかにもな声優っぽい声でないところが、普通の若者って感じがしてカイジらしさが出てると思います。
10話 コンビニでバイトするカイジ
「俺はここの連中のようにうまく取り入ることが出来ない…気がつけば変人扱い」
とこっとん不器用なんですね…なんか見てて他人事と思えないんですが
あれだけの度胸と才気を持ちながら、人に媚びたり、円滑な人間関係を築くことは苦手。
その触れれば噛みつく野良犬のような荒々しさこそが、ギャンブルでは輝きを見せるのかもしれませんが。
佐原くんは良い人っぽいですが、かなり抜け目がない人ですね。
その辺の若者よりはよっぽど肝が据わってます。
<人間競馬、鉄骨渡り>
「俺は押さないっ…押さないんだっ…!」
『仕方がない』という言い訳で、他人を蹴落とすことを正当化する参加者達。
しかしそれに真っ向から抗うカイジ。
甘いというか、綺麗事というか…だがその人間としての誇りや維持を見せたことが、彼の心の強さを表しています。
裏切られても、利用されても、それでも人を信じたい・信じようとする…それこそがカイジの勇気。
「臆病で泣き虫の石田のオッサンが…黙って落ちた…!俺を動揺させないために…!」
ここは本当に良いシーンだと思います…。
最後の最後に意地を見せた石田さん。どんな気持ちで落ちてったんだろう。。
恐怖に屈しなかった、誰かのためを思って死んでいけた。。その優しさと強さに胸を打たれます。
カイジが受け取ったものは、たんなる1000万の小切手だけではありません。
「絶対渡る…!!」
ここからの繋がりは熱かったです…!
しかしあの鉄骨、実は下にネットが張ってあって皆生きてたらいいのに…。
<究極の心理戦、Eカード>
出た…!!『Eカード』!!
利根川さんとの直接対決ですね。裏の裏の裏を読む、疑って疑って疑って…
耳を賭けるってのもまさしく狂気。
後が無くなり、恐怖に飲まれたかに思えたカイジでしたが、実はここからが本当の始まり、覚醒…!
狂気の18ミリ張り…!!
どう考えても勝ち目のなかった勝負に、最後の最後での大どんでん返し。
これだから面白い…!逆境無頼の名はダテじゃないですね。
しかし〇を落とすとは、カイジもだいぶ狂気じみてきました…
「蛇でいてくれて…ありがとう…!」
最終的には心理戦という見地でも、利根川の上を行ったカイジ。
追い詰められるほど覚醒する、成長する、博徒としての才気…!
カイジって実は典型的落ちこぼれ覚醒系ですよね。ジャンプにありがちの。
だけどその普段のクズっぷりがリアルに洒落にならないのが持ち味です。
焼き土下座も初めて見た時はそりゃもう衝撃的でした。その発想が…!
自力でやり切った利根川さん、かっこいいっす…!
<ティッシュ箱くじびき>
scattiのティッシュがとんだ伏線でした。
行けるとこまで行ってしまう、歯止めのきかなくなった狂気のギャンブルの夜…
「引きたくなくても引いてしまうのだ…」
二回目の会長のクジ…
まさか当たりが出るわけが…そんなまさか…
出ちゃった。えええええええΣ(゚Д゚)!!!
恐 怖 の 指 切 り !!!これには驚愕!!
まさか主人公が敗北を喫して終るとは…!!
それも耳と指四本を失うという、取り返しのつかない痛手…!
「胸を張れっ…!手痛く負けた時ほど胸を…!!」
すぐ涙が溢れるカイジですが、負けを潔く認めるのは非常に男らしい。
会長が勝ったのも、理由を聞けばそりゃ納得…。
カイジの仕込みのクジは最初からバレていて、当たりクジには印をつけてあった。
弄した策は全て読まれ、打つ手は会長が遥か上…
勝つべくして勝っている。しかしその勝つ方法を、いついかなる場合でも瞬時に直感か、見つけてしまうのがこの男の強さ。
悔しいけど負けは認めざるを得ない…
しかし、一回目で当たりクジを引けたのに引かなかった、カイジにチャンスを与えたことを考えると…
会長なりにカイジを認め、譲歩してくれたといえる。
「あろうことか俺は…神に祈ってしまった…!」
そのチャンスを生かせなかったことを思うと、やはり及ばなかったとしか。。
カイジがこの男にリベンジ出来る日は来るのだろうか…
☆カイジはクズが覚醒する痛快さが面白い
弱い立場の人間がそれでも足掻くところに、心が震え、勇気をもらえる気さえします。
決してギャンブルを肯定するわけではないですが、命を張る本物の勝負という意味で、ギャンブルはもっともシンプルで原始的な勝負とも言える気がします。
現代の人間が無条件で回避できるようになっている『命がけの勝負』
そこで極限まで研ぎ澄まされる人間の感覚、非現実的スリルを追体験できるのが面白いです。
兵藤会長が言っていたように「ギャンブルなしでは生きられない」ようになったカイジに対し、
アカギは「ギャンブルの中でのみ生きていられる」異質な存在。
共にギャンブルを描いていても、そこに決定的な違いがあるので全く別の面白さです。
【感想記事】
2014/03/18
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Posted by はるさめ at 21:09│Comments(0)
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