雨にも素敵な理由がある

アニメ「進撃の巨人」22話の感想です。

ついに巨大樹の森での女型巨人との闘いの終焉。
ミカサとリヴァイ、人類最強二人の共闘に燃えます！

そして今回良かったのが、後半でのオリジナル要素満載さ。
死んでいった仲間たち、残された兵士たち。
そこにスポットを当てて、原作に一層深みを持たせてくれています。

自由を求めて闘い、殺され、遺体も残らない兵士たち。
彼らは何のために生き、何のために死ぬのだろう。。
少し泣いてしまいました…。良い回でした。
＜以下感想＞

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◆人類の戦力２トップの共闘
ハイレベルすぎて高ぶらずにはいられません！
今までとは格段に違う戦闘能力を感じ取ったのか、振り向きざま強烈な打撃を叩きつける女型巨人。
それをものともせず、一気に切り進むリヴァイ兵長！！

強すぎだろ(ﾟдﾟ)！！！刃の軌跡しか見えません！
ものすごい回転力で滑るように女型巨人を切りつけていきます！
動きに全く抵抗、負荷がない。これが人類最高峰の動き…！！

才能と熟練さを感じる、まさに神業！です！
ミカサもこうなるのだろうか、いずれ…！
やっぱ非力な人類が最大限その力を生かすには、回転を極めることが必須なのか…！


◆「違う私は…」
「自分の欲求を満たすほうが大事なのか？お前の大切な友人だろ」
何気にしっかりミカサとエレンの絆に言及した兵長は、やっぱり本当は他人を思いやる優しい人なんだなと思いつつ。
ミカサの『違う』発言の意味はどういうことか。

闘争本能に導かれるままの行動だったのか、それとも前回「その女」と言ってのけた女型巨人への嫉妬心？からの行動なのか。
エレンの安否を一瞬でも疎かにしてしまった自分への自責の念なのか。

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＜こっからオリジナル要素満載です＞

◆リヴァイ班の家族の描写とかずるいよ
誰だこの美人と思ったら、エルドうらやまァァ！嫁か！妹か！？
信じて待ってる人達の描写はキツイです。。胸が苦しくなります…

◆手のひらに歯形の付いた死体…
この歯形のエピソード、19話でもとてもいい演出でした。
仲間の結束の証として、なんとも熱い要素だったものをこんな所で見せられたら…
本当、アニメ制作スタッフさんはこういう要素を上手く生かすなぁ。。


◆「自分がどう死ぬかは考えないようにしてる」
それが正解だと思うよアルミン。
死を意識することで今を大切にできるけど、死に怯えて何も出来なくなるのは本末転倒だ。


◆「どうすりゃいいんだ！？」「それは…」
聡いアルミンは気づいていた、迫る巨人から人類が逃げきる方法。

泣けてしまった｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
遺体があろうがなかろうが死んだことに変わりはない
そうだけど…そうだけど、残された側としてはやっぱりその人の「証」をせめて連れて帰りたい。

遺体を捨てる。
ともに過ごし、ともに戦い、散っていった仲間たちの遺体を。
巨人の占拠する壁外へおきざりに…。
遥か後ろを転がっていく、仲間たち。

リヴァイ兵長の視線が捉えた遺体はペトラだったのだろうか。
彼女は、彼らは永遠に壁の中へ帰り着くことはない。
あのまま誰にも弔われることなく、朽ち果てるのだろう。。

重い…重すぎる。。
オリジナル要素もふんだんに使われた事により、アニメ版随一の深い回になった気がします。
たくさん人の死ぬ作品だけど、決して命を軽んじているわけではない。
「心臓を捧げよ」
自分のため、大切な人のため、自由のため。
命を賭して闘う、命の意味を考えさせられる作品だと思います。


◆これが奴らの生きた証だ…俺にとってはな
へ…へいちょぉぉぉぉ(ﾉД`)！！
自由の翼の紋章。これもアニメでは非常に良い効果になっていますよね。
自由を求めて散っていった者の生きた証。それが「自由の翼」とは…。

◆エレンの覚醒前の夢
またなんとなくループを予想させる感じです。
作画の使い回し、などと文句は言えない。
このレベルのアニメ毎週作ってくれてるんだから。
事実このシーンもまたいい感じで、原作の内容に深みを出してます。

もう最終話も近いからまとめに入ってるのだろうか。

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